近年日本の食品業界を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。新興国の人口増加や経済発展による世界的な食品需要の増加、TPPやEPAの締結に伴う安価な農産物の輸入増加、かたや国内においては、少子高齢化がもたらす食品需要の減退と農業の衰退。日本の食品産業の構造的変化が進むことは必至であり、食品企業として、その変化に柔軟に対応していくことが求められます。
当社は、食肉産業の最上流である家畜の生産から、食肉の卸売、食肉加工品の製造を経て、最下流の食肉の小売・外食までを一貫して手がけており、調達先のみならず、販売先も国際的なつながりを持っています。この国際的な垂直統合を強化することにより、困難な環境下での生き残りを図っていきます。そして、事業の推進を通して、当社の社訓であるすべてのステークホルダーの幸せを追求し、また、当社の社是である日本の食生活の安定と向上に貢献していきます。